空港線の概要
事業区間 | 名鉄常滑線常滑駅~中部国際空港駅 |
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営業キロ | 4.2km(建設キロ 4.3km) |
構造 | 複線・高架・電化 |
開業日 | 平成17年1月29日 |
駅 | りんくう常滑駅、中部国際空港駅 |
建設費 | 約570億円 |
建設期間 | 平成12年度~平成16年度 |
経緯
平成4年1月 | 運輸政策審議会第12号答申 新規路線として「中部新国際空港の検討に併せて高速鉄道によるアクセス線を検討する」 |
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平成9年3月 | 中部新国際空港推進調整会議が「アクセス整備方針案」を公表 |
平成11年2月 | 中部国際空港アクセス鉄道建設主体設立準備委員会設置 |
平成11年6月 | 中部国際空港連絡鉄道株式会社設立 |
平成12年4月 | 鉄道事業許可 第三種鉄道事業(中部国際空港連絡鉄道株式会社) 第二種鉄道事業(名古屋鉄道株式会社) |
平成12年9月 | 工事施工認可(土木関係) |
平成13年9月 | 工事施工認可(軌道・電気・建築関係) |
平成17年1月 | 開業 |
事業の目的
中部国際空港は、名古屋都心から約40km離れているため、空港までの交通アクセスとしては高速かつ定時性があり、環境への影響や航空機離発着時に集中的に発生する空港旅客需要の特性に対して、大量輸送処理が可能である交通手段が必要でした。その中で本鉄道アクセスは、上記の特徴を有する唯一の手段として、空港開港時(平成17年)に間に合うよう整備が進められました。また、鉄道アクセスの整備に当っては、需要規模や経済性等の面から検討を行い、既設の鉄道の中で空港に最も近接する名鉄常滑線を最大限活用することとして、その終点の常滑駅から中部国際空港との間に空港連絡線として建設されました。
建設・運営方式
中部国際空港連絡鉄道は、名鉄常滑駅から中部国際空港駅までの4.2㎞をつなぐアクセス鉄道として、平成12年4月21日に中部国際空港連絡鉄道㈱が第三種鉄道事業の許可を、名古屋鉄道㈱が第二種鉄道事業の許可を運輸大臣(当時)より受け、平成13年1月から工事に着手しました。早期整備のためには多様な資金を確保するとともに、関係者間の迅速な意思の集約や利害の調整を図る必要があることから、第三セクター方式で事業化しました。
■建設主体(第三種鉄道事業者)・・・ 中部国際空港連絡鉄道株式会社(第三セクター)
■運営主体(第二種鉄道事業者)・・・ 名古屋鉄道株式会社